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2022年1月29日、広東省医薬品交易中心から《清开灵等の中成薬に関する広東省連盟集中帯量購買 参加登録の通知(中文:关于开展广东联盟清开灵等中成药集中带量采购报名工作的通知)》が発表された。
今後はこれに参加する製薬メーカー・配送企業・医療機関を確認しながら、帯量購買の入札手続きなどが行われる予定だ。
同一一般名における一致性評価を行うことが難しい中成薬。
しかしながら、合計1,374品種NRDLへ収載されていることもあり、公的医療費抑制に向けて、地方都市や省でパイロット的なVBPが実施されている。
例えば浙江省金華市では検討対象品種に対して、「価格下げ幅(40%)」・「価格(25%)」・「現状の処方量(20%)」・「専門家評価(15%)」といった4つの基準から品目を選定した。
一方、湖北省がリードした19省連盟によるVBPでは、「価格下げ幅」・「臨床ニーズ」・「生産供給能力」・「製品品質」・「入札購買信用評価等級」などから品目が選ばれたと言われている。またこれに参加した医療機関数は2.4万軒以上のようだ。
これまでのパイロット傾向を見ると、「価格下げ幅」に重きを置きつつ、「臨床ニーズ」や「製品品質」といった項目も選定基準に入れており、VBPを通じて中成薬の選別・淘汰を行っているように感じられる。
化学医薬品に比べるとVBPの影響が小さい中成薬。
中西医結合の動きも含め、市場動向を注視していきたい。
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この記事は各種公開情報等を基に、ibgが内容を作成したものです。